MENU

海外への船便の送り方は?料金や日数、禁止品・注意点まで徹底解説

※アフィリエイト広告を利用しています

海外へ船便を送ろうと思ったとき、方法や料金、どのくらいの日数がかかるのか、どんなものは禁止なのか気になりますよね。

この記事では、スイス留学帯同のためにスイスへ船便へ送ったときの方法について徹底解説します。

海外へ荷物を送りたいという人はぜひ参考にしてみてください。

目次

海外への船便の送り方

海外への船便の送り方は細かく分けると以下の8ステップです。

  1. 郵便局の送り方の動画を見る
  2. 禁止品をチェックする
  3. 物品を用意する
  4. 物品の量と重さから段ボールを決めて購入
  5. 送る物品の名称と数を書き留めておく
  6. 送り状を必ずPCまたはスマホで入力して用意する
  7. パッキングする
  8. 発送する

それぞれについて詳しく解説します。

船便を送ろうと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

郵便局の送り方の動画を見る

まずは郵便局が動画で出してくれている、送り方を一旦チェックしましょう。

「難しそう」と思っていてもこれを見れば「できるかも」と思えるはず。

まずは船便への難しいという気持ち、嫌悪感をなくすのが大切です。

禁止品をチェックする

送りたいものを用意する前に、禁止品をチェックしましょう。

禁止品には以下の2種類あります。

  • 全世界共通で禁止されているもの
  • 国ごとに禁止されているもの

例えば、全世界共通で禁止されているものには以下があります。

  • スプレー缶
  • 香水
  • 花火・クラッカー
  • 日焼け止め
  • マニキュア
  • ヘアトニック
  • アルコール濃度24%を超えるアルコール飲料
  • 電子タバコ
  • モバイルバッテリー

間違えてこれらを入れてしまうと、そもそも発送できないので気を付けましょう。

次にチェックするのは、国ごとに禁止されているものです。

国別に禁止されているものは郵便局のこちらのページからチェックしておきましょう。

ちなみにスイスでは、塩が禁止されていました。

また、スイスでは動物のお肉は缶詰以外の原材料が使われているものもダメなので、レトルトカレーやカップラーメン、ビーフジャーキーなどもダメですね。

物品を用意する

次に、送る物品を用意します。

我が家の場合、夫が一足先にスイスへ行くので生活に必要なものをキッチン用品から掃除用品まで以下のようなものをすべて送りました。

スイスは食洗器文化なので、100均で「食洗器可」の物品を選んでひたすら買いました。

本当はいろいろこだわって買いたかったのですが、長くても3年間しか使わないので、あっちで捨てても心苦しくならない値段のものを送ることに。

ちなみにスイスは日本→スイスへの船便はあるんですが、スイス→日本への船便はないので、持って帰りたいものがあった場合航空便でかなり高額になるとのこと。

  • フライパン
  • お玉やフライ返しなど調理用品
  • 調味料
  • 菜箸
  • パスタ
  • そうめん
  • 出汁
  • 炊飯器
  • 歯磨き粉
  • 洗剤
  • 石鹸

などなど、ありとあらゆるものを用意しました。

物品の用意中に「なんでこんなにお金がかかるの…」となりますが、世界一物価の高いスイスで買うよりマシと言い聞かせていました。

物品の量と重さから段ボールを決めて購入

量と重さで段ボールの大きさも変われば、料金も変わります。

あなたの送る地域の重さと料金はこのページでチェックしておきましょう。

スイスはヨーロッパで第三地域になるので、料金は以下のようにかかります。

重量料金
1.0キロまで2,500
2.0キロまで3,100
3.0キロまで3,700
4.0キロまで4,300
5.0キロまで4,900
6.0キロまで5,500
7.0キロまで6,100
8.0キロまで6,700
9.0キロまで7,300
10.0キロまで7,900
11.0キロまで8,300
12.0キロまで8,700
13.0キロまで9,100
14.0キロまで9,500
15.0キロまで9,900
16.0キロまで10,300
17.0キロまで10,700
18.0キロまで11,100
19.0キロまで11,500
20.0キロまで11,900
21.0キロまで12,300
22.0キロまで12,700
23.0キロまで13,100
24.0キロまで13,500
25.0キロまで13,900
26.0キロまで14,300
27.0キロまで14,700
28.0キロまで15,100
29.0キロまで15,500
30.0キロまで15,900

1キロごとに400円ずつ増えるんですが、荷物は一個当たりの重さごとに料金がかかってくるため、ひとつの段ボールにたくさん詰めれば詰めるほどお得です。

たとえば、30キロの荷物を送るとき、以下のように値段が変わります。

  • 5キロ×6箱:4,900円×6箱=29,400円
  • 10キロ×3箱:7,900円×3箱=23,700円
  • 30キロ×1箱:15,900円×1箱=15,900円

ただでさえ海外に荷物を送るのにはお金がかかるので、なるべく安く済ませるために30キロ近くまで詰め込むのがおすすめ。

荷物の量と重さがわかったら、次に海外に送っても大丈夫な頑丈な段ボールを用意します。

果物やお肉の絵が描かれている段ボールは禁止などの制約もあるため、わたしはアースダンボールというサイトから200サイズを4枚購入しました。

ほかサイトは5枚からしか買えなかったりするんですが、アースダンボールは1枚から買えるし安いのでおすすめ。

Amazonにも出してるみたいです。

段ボールの大きさについては国ごとに違うんですが、スイスの場合長さ1.5m、長さと横周の合計3m以内ならOKなので、200サイズでも大丈夫です。

正直段ボール1枚に1,000円以上かかってめちゃくちゃ高いんですが、こんなに大きくて頑丈そうな段ボールが無料で手に入らないのでまあ仕方ないか…と。

ただ、いざ荷物を詰めてみると30キロ超えたのにスカスカ…そして段ボール大きすぎて一人では全く持てない…ということで結局120サイズくらいに自分で小さくする羽目になりました…

送るときは集荷を依頼するとしても、届いてから自分で運ぶことを考えたら

  • 大きすぎる
  • 重すぎる

上記のサイズの段ボールや荷物を送るのはおすすめしません。

200サイズの段ボール、高い上に使えなかったので大きすぎるものは本当におすすめしません、みなさんはお気をつけてください…

送る物品の名称と数を書き留めておく

段ボールが届き、物品も用意できたら、パッキングの前に送る物品の名称と数、値段を書き留めておきましょう。

船便を送る際は日本の税関や送る先の税関など厳しいチェックがあり、何をどのくらい送ったか明確にしていなきゃいけないためです。

わたしはGoogleスプレッドシートに以下のように記入していきました。

このとき、忘れないように値段も書いておきましょう。

20万を超える荷物を送る場合、関税がかかってくるため、関税がかからないようパッキングするためです。

めんどくさいんですが、後で送り状を作る際にぐっと楽になるのでめんどくさがらず頑張りましょう。

送り状を必ずPCまたはスマホで入力して用意する

送り状というのは、わたしたちが海外に行くときにパスポートが必要なのと同じように、荷物が税関を通るときに必要な書類のこと。

作成するには、国際郵便マイページへの登録が必須なのでまずは登録を済ませましょう。

パソコンでもスマホでも作成できるのですが、手書きのものは不可なので必ず作成して印刷しましょう。

パソコンで作成の場合自分で印刷をします。

プリンターがない場合、スマホで作成すると、必要な情報を入力後メールアドレスに2次元コードが届きます。

届いた2次元コードを郵便局の「ゆうプリタッチ」にかざせば送り状が印刷されるので、窓口で手続きをしましょう。

パッキングする

段ボールと送るべき物品・送り状を用意したら、いよいよパッキングです。

海外に荷物を送る際は、日本のように壊れ物は優しく取り扱ったり、下に積まないようにしたり…なんていう心遣いはゼロなので、割れ物は割れないよう注意してパッキングしましょう。

我が家の場合、瓶に入った醤油やみりんなどはまわりをプチプチでくるみ、さらにバスタオルを巻き、周りもプチプチでくるみ…とわが子のように大事に包みました。

到着までに割れてすべて台無しになったらもったいないので、めんどくさがらずパッキングしましょう。

発送する

パッキングが終わったら、いよいよ発送しましょう。

自分自身で持ち込める場合は郵便局の営業時間内に持ち込み、発送します。

荷物が大きすぎる・重すぎるなどの場合は集荷サービスを行っているため、集荷サービスをお願いしましょう。

我が家は荷物が大きくてとても持っていけなかったため、集荷サービスを依頼しました。

スイスへ船便を送るときの注意点

スイスへ船便を送るときの注意点は以下の6つです。

  • 禁止物品を送らない
  • サイズ超過、重さ超過しない
  • 2~4か月かかることを考慮して物品を選択する
  • 内容品は詳細を記入する
  • 送り状を作成する際、HSコードを入力する
  • 関税がかかることに注意して金額を入力

スイス以外の国へ送る際にも重要なことも含まれているため、船便を送る予定の人はぜひチェックしてみてください。

禁止物品を送らない

当たり前ですが、禁止物品を送らないようにしましょう。

そもそも送れませんが、万が一リチウムイオン電池などをうっかり入れてしまい、発火したりしたら重大な事故になってしまいます。

必ず、国ごとの禁止物品をチェックし、送ってはいけない荷物を入れないようにしましょう。

送る先によっては、日本とルールが全然違い、許されていない物品もあるため、必ず見ておくことが大切です。

サイズ超過、重さ超過しない

段ボールの大きさや物品の重さを超えないようにしましょう。

サイズが大きすぎた場合、パッキングしなおす必要があり、重さを超えてしまった場合も、荷物を分ける必要が出てきます。

どちらも手間とお金がかかってくるため、段ボールの準備段階とパッキング段階で気を付けましょう。

2~4か月かかることを考慮して物品を選択する

船便を送る際は2~4か月かかるだけではなく、赤道直下の熱くてジメジメした場所を何週間も通ります。

暑いところに置いていたら悪くなってしまうものや、賞味期限の近すぎる物品などは送らないように気を付けましょう。

また、荷物を優しく扱ってもらえる可能性は低いため、頑丈に梱包しておきましょう。

内容品は詳細を記入する

内容品を記入する際は、詳細に英語で記入しましょう。

例えば、人形を送る際、総称のToy(おもちゃ)や、商品名ではなく、品名のStuffed Doll(ぬいぐるみ)と、入力する、など詳細に記載する必要があります。

「適当でいいや」と思わず、確実に荷物を届けるためにめんどくさがらず記載しましょう。

送り状を作成する際、HSコードを入力する

2023年9月22日(金)から、一部のEU加盟国等あてに送る場合、内容品のHSコード類をあわせて入力することがおすすめされています。

HSコード類とは、輸出入に用いる内容品の品目番号のこと。

(例)Dictionary 4901910000

HSコード類を入力しなかった場合や誤って入力した場合、届くのが遅れたり返送されたり、受取人に高額の関税支払いを要求されたりすることも。

このページに調べ方や送信方法が載っているため、参考にしてみてください。

関税がかかることに注意して金額を入力

スイスに船便を送るとき、以下のように一定の値段を超えると関税がかかります。

  • 贈り物の場合:100CHF以上(約19,000円)
  • 引っ越しの荷物の場合:150CHF以上(約28,500円)

2025年11月現在、1CHF=190円と計算しています。

値段を超える物品を送ると関税がかかってしまい、荷物受取時に受取人がお金をとられるのです…

さらに恐ろしいのが、この値段は送料も込みだということ。

30キロの荷物の場合、15,000円ほど送料がかかるので、中にいれていい物品の金額目安は4,000円以内。

高いものは送らないというのはもちろんのこと、服は中古で価値なしのものを送る、など工夫しましょう。

海外への船便は正直めんどくさいけどひとつひとつこなしていけば難しくない!

海外への船便は日本への郵便とは全く違い、手順も調べることも注意することも多くて大変ですよね。

私も内容物を詳しく記載するのと、HSコードといった普段聞いたこともないような単語を見て嫌気がさし、1週間くらい行動できずにいました。

送ってしまえば簡単でしたし、海外でまたこの荷物と会えると思ったらちょっとわくわくします。

海外への船便を考えている人はぜひ今回の記事を参考にしてみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次